Patriotism..

 こんにちは。。五感の中で唯一、人より勝っていると思っているのが聴覚だと自負するmartです。。爆


 目は視力悪いし、鼻はヒドく利かないし、味覚も料理し始めてから少し肥えてきたモノのまだ見抜けない味はありますし(笑)手は不器用だし・・

 でも、耳だけはなぜかいい。。

 音楽聞いたら、楽器とかそのテーマ(?)とか当てられて、大体のメロディーは耳に残るので、テレビで使われているBGMとかはすぐ

○○の映画で使われた曲だ~!!

 って当てられるんです。。


 ただ、歌詞だけはどーも耳に入ってこないんですよね~笑

 言葉も一音一音の音としか聞こえなくて、全然頭に残らない。。

 だから、カラオケは下手なんだと思う。。笑



 さて、最近はその言葉の耳を鍛えるべく、ある英語の演説を聞きまくっております。。爆

アメリカ大統領 バラク・オバマ就任演説。。


 スクリプトを訳したり、目で追いながら聞いたり・・

 1年以上経って、やっと今になって聞いてるんですけど。。爆


 約18分ほどの内容なんすけど、聞けば聞くほど訳が分かるだけでなく、欧米的思想というのが垣間見れて楽しーのです。。


 まず、印象深かったのはGodという単語とFatherが随所に出てくるところ。。


 日本・政治・神と聞くとまず政教分離です。。笑

 皮肉なことにアメリカのG○Qと共同で制作した、現日本国憲法で持って、憲法で信教の自由(第20条 第1項)を保証しているモノの、その憲法の第3項で

国、及びその機関は一切の宗教教育、若しくは宗教的な活動をしてはならない。。


 と明記されております。。
 

 そーいや、学校の先生が

僕がもしここである宗教を勧めたり、天皇の崇拝を君たちに強要したらクビになるんだよ~

 って言ってましたね。。笑

 だから、もし内閣総理大臣さんが就任演説の時にオバマさんみたいに

神が××

 と言った日には、最短記録で辞任せにゃいかんことになるんですよね。。笑


 それと、Father。。

 これは、お父さんではなく建国の父という意味で、独立戦争の時に戦った市民のことを差します。。


 確かにアメリカの歴史は短く、1492年コロンブスが発見して以来、約500年。。

 内戦というのも独立戦争南北戦争しか主だったモノはないのかもしれませんが、なんか実感が湧いていいですよね。。

 日本でいう建国の・・となると、天照大神??神武天皇??どちらにしても実感なさ過ぎです・・


 しかも、その建国の父の言葉の最初が・・

Let it be told to the future world..

 こんなキザな出だしがホント、アメリカらしーです。。笑

 でも、それが実際、現代で大統領就任演説で使われてしまうんですから、さすがアメリカですね。。



 さて、もう1つ。。

 これは世界中探しても、日本人が特に足りないモノだと思うんですけど、愛国心。。

 アメリカはアメリカ人であることを誇りに思い、Americaという国民・主権・領域などの物理的な意味ではなく、概念的な意味を持った結びつきで括られている感があります。。


 日本人は陰口を言うのは得意ですが(笑)どこか世界・社会・人間関係などで劣等感を抱えることが多い気がするんです。。

 実際、世界に羽ばたいた事のない僕がいうのもナンですが、1つ最近思ったことがありまして・・


 N○Kの番組でCOOL JAPANという番組があるんですが、そこではスタジオにいろいろな国の人を呼んで、日本の文化に関するあるテーマについてデスカッションするのです。。

 そこで、よく感じさせるのは日本は和洋折衷なモノや文化を生み出す力が世界では類を見ないぐらい長けている。。


 たとえば、音楽。。

 演歌にエレキギターが入っていたり、J-POPと一言で言ってもロック・バラード・ヒップホップ・ボサノバなどなど、多岐に渡りますが、歌姫がバンドをバックに歌うのは世界でも稀だそーです。。


 それと、前に友達と洋楽の話になった時に

外国の人の歌はうまい!!

 と僕は言い続けたんです。。笑


 で、COOL JAPANでもその話が出てきまして・・

 確かに、セリー○・ディオンとかマライ○・キャリーは恐ろしい声量に音域に歌唱力にファルセットにビブラートに・・で歌は上手い。。

 ただ、一般ピープルが口ずさむのには全然向かない。。


 一方、カラオケという文化が発達した日本では、みんなが口ずさめる曲が生まれて、それをみんなで歌って共有できるということは素敵なことなのだそーです。。


 さて、話が変わりますが、同じくN○K。。

 大河ドラマ龍○伝のお話です。。


 坂本龍○が活躍した幕末。。

 尊王天皇主義)という言葉と攘夷(打倒外国、鎖国続行)という言葉はセットでした。。

 今、ドラマではちょーど土佐で尊王攘夷運動が始まっているトコなんですが、そこで攘夷派の人が

おまえには武士である誇りというのがないのか!?武士なら武士らしく、最後までお国のために戦わんか~!!

 というのです。。

 僕らはこの結果・・鎖国は破られ、外国の文化により、日本は欧米化が進み、便利になる。。という、その後のストーリーまで知っているのです。。

 そんな現代に生きる僕らに、同じ日本人が吐いたこのセリフに込められた想いは理解できないんですが、これがあのアメリカ大統領のいうAmericaという概念に近いのかな~という気がします。。


 便利になったことによって、幸せになったかは分かりません。。

 でも、日本からJapanに変わって以来、日本人には何となく欧米が優、日本が劣な感覚が残っていて、それが悪い方では戦争に、いい方では高度経済成長に結びついたのではないでしょーか??

 そして、和洋折衷な日本で生きる現代人にもまた、英語ができないことをコンプレックスに思ったり(笑)、一方では字は体を表すという美意識と、世界一美しい文字といわれている日本語を誇りに思うモノもいるのです。。爆

 大統領就任演説からなぜか結論が日本人の愛国心になってしまいましたが、それもまた日本人の他人の目を気にする恥の文化という性質の1つなのでしょー笑

 少し前まで、愛国心=国家・国旗という古風で堅い印象があったけど、文化という現代的で柔軟な愛国心なら自分はぜひ日本人であることを誇りに思いたいと思います。。