ケンポウ記念日。。

 こんにちは。。小さい時、憲法のことを拳法だと信じていたmartです。。笑


 今日はみんなで、拳法する日なのかと思っていました。。爆

 ちなみにその時はジ○ッキー・チェンの大ファンでした!!笑


 その後、拳法憲法だと変換されたのですが、結局憲法と言われても、何のことか分かりませんでした。。


 次に幼心ながら、テレビで観た

六法全書の六法って何??

 というクイズがあって、意味も分からず悩んでいたら、その答えの中に憲法という言葉が入っていたのにビックリしました。。汗


 とりあえず、法律に関する用語なのだと分かったのですが、それでも、憲法の実体が分からず

あ~ルールなんだぁ。。法律と何が違うの~??

 とあさっての方向見ながら、お空に話していました。。(←危険)


 それもよく分からないまま、中学校の頃に憲法前文暗記という課題が出されました。。

日本国民は正当に選挙された国会の代表者を通じて・・云々。。


だから、何!?

 というワケで、捻くれて、結局その課題は全くクリアできないまま過ぎていってしまった気がします。。

 その時に

憲法は国会の両院の総議員の2/3以上で、発議。。国民投票過半数が改正に賛成されたら、天皇が交付するんだよ~

 という話を聞いたのです。。


 ただ、何も知らない僕は・・

 そんな、改正なんて、国会でよくやってるじゃん!!

 と思っていました。。

きっと、僕の知らぬ間に国民投票が行われているのだ・・


 と何かの妄想に取りつかれていました。。爆

 まぁそれは憲法の改正ではなく、法律の改正だということを後に知ることになるんですけどね・・汗


 結局、「憲法とは何か!?」とはっきり分かったのは高校で、社会の先生が説明してくれた・・

憲法から諸々の法律はできるんだよ。。だから、「法律違反」で捕まる人はいるけど、「憲法違反」で捕まった人ってのは聞いた事ないだろ??

 という一言で全てが理解できました。。

 何回説明されても知ったかぶっているというのは、今も昔も変わりませんね。。笑



 はい。。というワケで、今日は憲法記念日です。。 

 1947年の今日、新しい憲法。。日本国憲法が施行されました。。

 僕らが生まれるずっと前に制定された憲法ですが、歴史のお勉強をしていると、制定されて63年の憲法なんて、まだまだ若いんですよね。。

 ただ、この憲法のおかげで今の平和な日本があるというのは1つの事実だと思います。。

 そんな憲法も今は改正するか~!!と言う声が俄かに聞こえてきます。。

 これが実現するのかは置いといて、今日は憲法の改正ではなく、法律の改正について書きたいと思います。。


 法律の改正というのは毎年、毎年その時代に合わせて改正されてきたのです。。

 その法律の改正に至るにはいろいろな原因があるというのは25年しか生きていない自分にもよく分かります。。


 例えば、最近ですと殺人事件など12の罪の時効が廃止されました。。

 これは、2000年の大晦日に起こった世田谷一家殺人事件の遺族が中心となって、国に訴えて、実現したことです。。


 他にも、刑法第二百八条「危険運転過失致死傷罪」の重罰化。。

 これは、東名高速飲酒運転事故や福岡の中道大橋飲酒運転事故で幼い子の命が奪われ、世論が大きく厳罰化に傾きました。。


 あと、政治経済の勉強した時に一番印象に残った事件なのですが、刑法第二百条「尊属殺重罰罪」の違憲判決。。

 これは、法律を改正したのではなく、違憲判決によって法律を廃止した判例です。。


 尊属重罰罪とは、他人を殺した罪(第百九十九条「殺人罪」)より、親族を殺した方が罪が重くなるという法律です。。


 40年ぐらい前の、とある家族のお話です。。


 事件が起きたのは、父・母・長女・次女という4人家族です。。

 その内の父親が長女に対し、長年姦淫をしていたのです。。

 その結果、長女は5人の子供を産み、6人を妊娠中絶しました。。

 さらに、医者にこれ以上は体が危ないということで、不妊手術を受けることに。。


 時が経ち、長女に結婚したい人ができ、父にその旨を言うと、父が激怒。。

 長女を監禁したのち、何度も乱暴を働いたため、長女が腰ひもで父親を絞殺。。


 当時、上記の尊属殺重罰罪という法律では、情状酌量心神耗弱を考慮して、減刑しても量刑は3年6か月。。

 刑法第二十五条「執行猶予」では3年以下の懲役、若しくは禁錮、罰金刑にしか適用されないため、この長女は確実に実刑が下るのです。。

 裁判は一審で、過剰防衛のため刑の免除。。

 二審では「尊属殺重罰罪」は憲法に違反するところはないとのことで、合憲判決。。よって、長女は実刑。。

 そして、最高裁。。違憲判決。。執行猶予3年を言い渡しました。。


 それから、約25年後にこの法律は削除されました。。

 ホントにホントに悲しいこの上ない事件です。。


 このように、法律を改正するためにはそれまでに何か重大な事件が起きているということを忘れてはいけないと思います。。

 他にも最高裁による死刑合憲判決永山基準など、いろいろな事件や被害者・加害者があって、今の法律があるんだな~と思い知らされます。。


 時代が流れると共に、これからもどんどん法律が改正していくことでしょー

 一体、僕たちがやっていることは自由になろーとしているのか、縛りつけよーとしているのかよく分かりませんね。。