理解はできるけど、納得は・・

 こんにちは。。何かの因縁でマンマ・ミーアを観たmartです。。


 ミュージカルが映画化したけど、映画でミュージカルやっているので、意匠は損なわれていないのです。。笑


 全編に渡ってA○BAの曲が流れて踊りまくっているのですが、それを演じる女優陣のエネルギーに惹かれました。。

 メリル・ストリープ演じるヒロイン(母)とそのお友達の3人で踊るシーンが楽しくて溜まりませんでした!!

25歳・日本人・男性でも、あの身のこなしができるのはそういないのでは??

 というぐらい激しくて、アクロバティックな動きの連続でした。。汗


 あっ、ちなみに主演のメリル・ストリープさんはクレイマー・クレイマーの母役です。。

 クレイマー・クレイマーでは家族愛を演じ、マンマ・ミーアでも娘を見送る母、そして恋する女性というのを演じたのですが、どの姿もとても美しかったです。。


 ホントに

幸福に年齢なんて関係ない!!


 ということが惜しみなく伝わってきました。。




 さて、今日は映画ではない物語のお話。。

 まぁ本なんですけどね。。


 と

今はもうない  森 博嗣


を読みました。。


 ヘミングウェイにも書いたとーり、無茶苦茶1ページ目が重かったんですけど・・汗

 一応、読み終えました。。

 感想。。

タイトルが一番良かった!!爆

 もう、やっぱダメですよ。。

 僕にこーゆうのは・・

 もう、途中から斜め読みだったし・・


だから、何!?

 というのが100ページ目ぐらいから本の終わりまで、ずーっと続いてました。。

 なんとなく、雰囲気は

痴人の愛  谷崎 潤一朗


 に近かったんですけど、それはただ出演者や場所の設定だけであり、内容は全然違います。。

 痴人・・は、はっきりとしたテーマが見えたので、最後に行くにつれて、とても面白かったんですけど、日は・・の方は最後までコンスタントなんですよ。。

 なんで、これが名作なんだか僕には分かりやせん・・


 で、森 博嗣

 今回の今はもうないS&Mシリーズの中でもかなりの名作の部類に入るモノらしー

 そんな心構えで読んだんですけど・・

なんか、スゴかった。。笑


 いや、僕の理解の範疇を超えてしまいましたね。。汗

 いつかこの次元に辿りつく予感はしていましたが・・


人が死ぬことについて、最後に真実が明らかになることなんて有り得ない。。


 といわんばかりの持っていき方でした。。汗


 つまり、それは

犯人以外の生者が都合のいいよーにこじつけた物語である。。


 ということです。。


 最後は

動機も殺害方法も憶測


 で終わりましたからね。。爆


 でも、犀川先生の

この答えを知ることなど、そもそも意味を持たない。。

 という言葉云々で妙に納得しちゃうんですけどね。。笑


 読んでる時に映画の

レイクサイド・マーダー・ケースに似てるな~

 って思ったんですよ。。

 あれも、最後まで犯人分からなかったし。。


 犯人が分からなければ、動機も殺害方法も不明なのは明らかであり、犯人が解っても第3者にそれを理解できるかはまた別の話。。

 自殺なんて、遺書がなければなおさらだしね。。

 それでも、必死に理由を探しこじつけるのは生者の道楽であり、そもそも人が死んだという本質から目を逸らすための玩具にすぎない。。

 凶悪犯罪者の生い立ちと自分の子供を照らし合わせて、仮にそれをトレースしたからって言って何になるんだか??

 という諸々の考えを投げかけている1冊でした。。


もう、こりゃミステリーじゃないよ。。

 って本の中で半分宣言しちゃってますからね。。爆


 さて、S&Mシリーズはあと2冊。。

ここからムッサ分厚くなっていく~!!

 その前に今度はエニグマ読まなきゃ。。汗

 これもなかなか分厚いけどね・・

 まぁこれはまた後日。。