イニシエーション・ラブ。。
こんばんは。。今年のお正月は2日間しかなかったmartです。。
と言ってもこの2日間もあんまり正月気分に浸らず、カリカリやったり、年末に撮ったHDDの消化に勤しんだりと、結局普通の日々と大して変わりませんでした。。汗
しかも、正確に云うと、年末じゃなくて、まだクリスマス辺りの番組までしか観終わってないという・・
果たして、2011年に辿りつくのはいつになることやら・・汗
さて、今日はテレビではなく、2010年最後に読んだ本の話題。。
イニシエーション・ラブ 乾 くるみ。。
なんか、成り行きで久々に純愛モノなんて読んでみました。。
セカチュー以来じゃないかな??爆
純愛なんて、この世にないし、本の純愛なんて、作り話だし・・
とドライな考えで、純愛小説を倦厭してきました。。
でも今回、この本を読んでみたら
たまには、こーゆうのもいいもんだ!!
って感じになりました。。
というか、思った以上に面白くてビックリしました。。笑
内容はごく平凡なのです。。(ここから↓ネタバレ)
80年代後半の東京が舞台で、マジメな理系大学生が合コンで出会った女のコと付き合うのですが、社会人になったら遠距離恋愛になってしまった上、職場で出会ったコから告白されてしまったので、一時2股の末、新しー女のコの方に乗り換える。。
なんか、ヒドいですね、こいつ。。笑
自分だったら絶対にこんなことしない!!
と思い主人公への怒りが沸々と湧いてくるのですが、ふとここでタイトルに戻ってみると・・
イニシエーション・ラブ=通過儀礼の愛 (本文より引用。。)
人は恋愛する度に何かしらを学び、強くなるとかいいますが、それが必ずしもそのまま付き合っている相手に活かされるというワケではなく・・
次に出会う人、さらにその次に会う人・・に活かされていくこともあるのです。。
次に出会う人、さらにその次に会う人・・に活かされていくこともあるのです。。
この本の中では最大の例として
絶対と永遠なんて存在しない。。
永遠の愛。。絶対に相手しか愛さない。。
そんなの戯言なのだ。。
こんな言葉を2人目に付き合った相手が云うのですが、ふとその言葉を主人公が今の自分に置き換えて考えてみるのです。。
つまり、今2人でいることもいつかは崩壊するということ。。
この愛もイニシエーション・ラブなのだと。。
うん。。こーゆう結論大好きなんです!!笑
だから自分、恋愛できないんだろーな~爆
ところで、もう1つこの本には隠れテーマがありまして・・時代は80年代。。
まだ音楽媒体がCDやカセットテープだった頃のお話。。
そのカセットテープのA面とB面に準えて・・
人間、2股掛けてない人でも(笑)いろいろな人と出会い、仲を深めます。。(異性に限らず。。)
しかし、その対応は相手によって無意識に変えるモノ。。
カセットテープのA面・B面みたいに話題や受け答えが全然違う。。
ただ、この振る舞いをしているのは常に自分という1コの個体。。
そして、もう1つ忘れてはいけないのは、カセットテープのA面を聴いている最中もB面も回り続けているということ。。
さてさて、これをどう解釈しましょーか??
自分はまだ読み終えたばかりなので、思考中。。
でも、何となく今年のヒントになりそーな予感。。
皆さんは今までいくつの通過儀礼を経験しましたか??
そして、これからいくつの通過儀礼を経験しますか??