ノーベル物理学賞 2011年。。
こんばんは。。1日に映画を2本観たmartです。。
アウトブレイク。。
と
アウトブレイクは洋画で、ずーっと昔観たヤツが再放送やってたので、録ってみた。。
昔観た時はもっとハラハラドキドキして観てた気がするけど(笑)今観ると、そこまで盛り上がれなかった。。
大人って恐いよね。。汗
だけど、実際原作を読んでみると、やっぱり逃走劇というより、伊坂テイストな人間味溢れるお話だったってのが印象的でした。。
そして、映画を観てみると、さらに人間味溢れている作品になっていたので、むしろヒューマニティ全開の映画として観てみると、意外と楽しめました。。爆
ただ、一言言わせてもらうと、主人公の父親が記者相手に話すシーンで、「プロってのはな~・・」って下りを入れてほしかったです。。
あの本の中で一番、好きなセリフだったので。。
そんな感じで、良くも悪くない映画2本の感想でした。。
さて、まるでこれが本題のよーな長文で書いてしまいましたが・・汗
ここからが本題です。。
今日のお話はノーベル賞です。。
毎年楽しみにしているこの時期。
物理の世界を離れてもムッサ気になってしまいます。。
今年のノーベル物理学賞は昨日発表でした。。
2年連続日本人受賞なるか!?
と期待しつつ、取れませんでしたね。。涙
別に自分が努力したワケでもないのですが、受賞できない年は凹みます。。
しかし、今年のノーベル物理学賞受賞者見てビックリしました。。汗
3人中2人名前知ってました。。爆
受賞理由は以下の通り↓
for the discovery of the accelerating expansion of the Universe through observations of distant supernovae.
さぁ訳してみましょー!!爆
ちなみにsupernovae=超新星(爆発)です。。
ビッグバン宇宙論によりますと、宇宙は今から約139億年前にビッグバンという大爆発から始まって、その後数億年掛けて星が出来上がり始めて、宇宙がどんどん膨張していきました。。
しかし、現代。。ビッグバンから139億年も経っているので、膨張のエネルギーは衰え、むしろ万有引力によって、星と星がくっつき始めて、宇宙は収縮しているだろーと考えられていました。。
アインシュタインでさえ、約90年前に発表された一般相対性理論の中で時空構造を解き明かす式(アインシュタイン方程式)で、一度付け加えた膨張を意味する定数(宇宙定数)を人生最大の失敗として、削除したぐらい、物理学の世界では宇宙膨張はタブーだったのです。。
しかし、それを20世紀末~21世紀初頭に2つの研究チームが超新星を使って地球との距離を測り、宇宙の星々が地球から遠ざかっているか近づいているのかを観測したのです。。
2つのチームはライバル同士だったのですが、偶然同時期に高性能の望遠鏡(ハップル宇宙望遠鏡)を使えるよーになり、別々の手法、別々の星で観測したのです。。
そして、お互いデータが出揃ったところで、分析結果を学会で発表してみると、なんと両方のチームが全く同じ結論を導き出したのです!!
それが
宇宙は膨張している。。
しかも・・
今も加速している。。
とのこと。
さて、これは一体どーゆうことのなのか??
ビッグバンのエネルギーが残っている・・にしても、加速してるって・・
と考えてみた結果、1つの有力な説が。。
それは
ダーク・マター (暗黒物質)
目に見えなくて、触れることもできない。。でも、宇宙の大半を満たしているワケの分からない物質のせいにしちゃったんです。。爆
これは宇宙の様子を見る限り、あるっぽい!!ということは言えるのですが、人類は未だにその観測に至っておりませぬ。。涙
そんなワケで、今年の受賞はアインシュタインの間違いを訂正する研究でもあり、近い将来発見されるであろー謎の物質の存在の根拠にもなる研究を達成した3名に贈られました。。
実はこのお話、なんと1ヶ月前にN○Kで特集をやってたのです。。爆
それを観てて、その時は全然スゴいって思わなかったのです。。
確かに自分も昔は宇宙は収縮してるもんだと思っていましたけど、加速膨張って分かったことがそんなスゴいこととも思わなかったモノで。。汗
というか、犀川先生が言ってたけど、テレビに出てくる研究なんて、所詮パフォーマンスなんだって信じてたもんで。。爆
今回はさすがにN○Kに感服いたしました。。汗
まさか、将来のノーベル賞受賞者の特集をやっていたなんて。。笑
今考えても、あの研究者たちがモノスゴい人たちだったという印象がいないのですが・・爆