自分を信じて。。
こんばんは。。1コ前の記事を書い後にすぐ次の記事を書いたのに、全削除してしまったmartです。。涙
さて、今朝書きたかった記事とは試験本番の話なんですけど、ある2教科のお話。。
この2教科は先生が同じ人なのです。。
突然ですが皆様、湯川 秀樹という方をご存知でしょーか??
日本で初めてノーベル賞を取った、今は亡き偉大な物理学者なんですけどね、その人の友人として、先日TVでコメントを受けてた人の子供(と言っても50歳過ぎ)が僕たちの先生なんですよ。。
まぁ量子力学という響きから難しそーじゃないですか??
僕ら物理学科でさえ、3年生になって始めた分野で、今までの物理の常識が通じない分野なんですけど、その先生はとっても教え方が上手で、いい先生なのです。。
ちなみに口癖は
解らないトコがあったら遠慮なく質問しなさい。。
なかなか良さげな先生じゃないですか??
でもね、この人ちょっと変わり者。。笑
冬休みにレポートが出たのですよ。。(ちょっぴり冬休みの記事で紹介してますね。。)
内容は「電子の低温での比熱について、詳しく説明しなさい。。」という論述形式。。
で、冬休み明けの授業でそのレポートを提出したのですよ。。
そこでも先生が「このレポートについて何か質問はありますか??」
と言ったので、ある生徒が・・
生徒 「先生!!このレポートで答えなければいけないことって何だったんですか~??」
という質問を言うと、先生は・・
先生 「君が書いたことが正解だよ~!!君の名前は何て言うんだい??」
生徒、名前を答える。。
先生、山積みのレポートから生徒のレポートを探し出し、その場で評価。。笑
始めの頃は・・
先生 「これは君、なかなかいいレポートだね~!!」
と言っていたものの、ページをめくっていくにつれ・・
先生 「ん~??やっぱり、あんま良くないな~!!」
とか言い出した!!笑。。
いや、この先生、生徒褒めるのが好きなんですけどね、なんだかこれ聞いて、あまり宛にならなくなりました。。爆
他にも、その授業中、先生が「今までの授業でわからなかったことはありますか??」と聞いたので、ある生徒が・・
生徒 「先生!!今度の定期試験なんですけど、範囲があまりに広すぎて何を勉強していいか解りません!!お願いですから1問ぐらい出る問題教えてください。。笑」
先生 「君ね~それは1番聞いてはいけない質問だよ~!!どーせ、試験ができなくても死ぬワケじゃないから、とりあえず一生懸命勉強しなさい。。君が勉強したモノが必ず答えになるから、'''自分を信じて'''勉強しなさい。。今度の試験は絶対に勉強した分だけ、点数が取れるよーにしておきますので。。まぁもし単位が取れなかったら、また来年履修してください。。笑」
そんなこんなで今回は(この教科に限らず)ムッサ勉強して行って、ノート1冊丸暗記しました。。爆
そして、試験当日。。
先生は試験開始の20分前に教室に入ってきた。。そして、開口一番。。
先生 「何か解らないトコで質問はありますか??」
試験直前でも、質問ウェルカムです。。笑
そこで、またある生徒が・・
生徒 「先生!!'''自分を信じて'''勉強したんですけど、やっぱり全然解りませんでした~笑」
先生 「大丈夫!!それならきっと点数取れますよ。。まぁホントにできなかったら、その時は諦めることも肝心ですけど。。爆」
一同、プレッシャーに押しつぶされそーな冷ややかな笑い。。
そして、いざ試験開始。。
「解答用紙に問題が書いてあります。。」とのことで、開始のチャイムと同時に紙を裏返した。。
しかし、問題がない??
どこだ~!?と思ったら、名前の記入欄の下に一行。。
え~!?マジですかぁ!?
いや、結論は明快なんです。。
低温でのフェルミ気体の比熱は温度に比例する。。
しかしですねー!!この結論を出すのに一番最初に式を与えられて、それを3ヶ月近く少しずつ変形していって、やっと辿りつく答えなんですよ。。
つまり、3ヶ月間で学んだことを1時間で全て書けということ。。爆
まぁある意味、勉強した分だけ点数取れる問題ですけどね・・汗 ってことで、初っ端からMAXスピードで書いた!!
30分ぐらいで、紙を押さえる側の腕と、文字を書く手に痛みが・・
まさに全力で書きましたね。。笑
しかし、結局1時間でできたのは書きたいことの2/3程度。。涙
まぁこの授業が得意な友達に聞いてもそれぐらいしか書けなかったってことなんですけどね・・
万全の準備をして行ったハズなのに、100%の力が出せなかったのはホント悔しかったです。。涙
さて、試験1発目が終わり、今度の難題は最終日。。
左から卒研・超難題・好きな教科って感じなんですけどね。。
まぁぶっちゃけ全て超難題と言っても過言ではないんですよ。。
このうちの量子力学というのが、先ほどと同じ先生。。
今回も僕はノート1冊丸暗記していきました。。爆
そして、今回も先生は少し早目に来た。。
で、今回の開口一番。。
先生 「先週の火曜日にやった量子統計力学の試験ですけど、全体的にあまり出来が良くありませんでした(爆)式に文章の説明がなかったり、字が汚かったら、'''減点'''にしましたので。。」
(えっ!?ホントですか??説明は書いたけど、字の方は・・だって、1時間で書けない量じゃないですか??そりゃ雑になりますよ!!ただでさえ汚い字《書き方帳で練習したぐらい》がさらに汚くもなりますよ!!爆)
しかも、×ではなく減点ですよ!?
(あ~なんてこったぁ・・)と思いつつ、(この先生は成績は結構甘めにつけてくれるから大丈夫でしょー)とか思ったりして。。笑
さて、最終日の量子力学の試験。。
僕は友達と「どんな問題が出るんだろーね~??今回も最も重要なことを記せって言ったら何書く??」と話しておりました。。
確かにこの証明が一番長かった。。
さて、そんなこんなで試験開始!!
今回も解答用紙に問題が書いてあるとのことで。。読んでみると・・
お~今回もこれで来たかぁ!!
ある意味ヤマが当たったので、書くことは明快でした。。
しかも、今回は量子統計力学に比べて書く量が少ないから時間に余裕がある!!
授業の最初に与えられた方程式から一生懸命、変形に変形を繰り返し順調に進む。。
順調は順調なんですけど、教室が暑くて、横のヤツが試験中に3枚も服脱ぎやがって、落ち着かねー!!
それのせいで、途中!!式変形で式1行だけ解らなくなった!! (←人のせいにするな!!笑)
その前後の式は解ったので、とりあえず、そこだけすっ飛ばして先に進む。。
一応、終了5分前には全部書き終えたのですけど、1行だけ空白が・・
結論が出ているから、まぁ大丈夫だとは思うけど、やっぱり完璧にしたい!!
数分間、ずーっと考えこんでいました。。
そして、3分考えたら、式が浮かんだ!!
そっかぁ、これは固有値と固有ケットの関係式から導き出せるんだぁ!!と浮かび、即行で前後の式まで書き直す。。
ギリギリセーフでしたよ~!!暑さと焦りで、汗が大量に出てた上、終わった~という安心感で頭がボーっとしてましたけど。。笑
今回の教科はホントに大満足の出来でした!!
そんなワケで、今回の試験は全体的に見て、ある大穴の2教科を除いて(笑)すっごく良い出来でした。。
皆様は試験の方はいかがでしたか??
そうそう。。今更ですが、ここで1つ皆様にもお礼を申し上げたいと思います。。
1つ前の記事には書かなかったんですけど、今回の試験で勉強をこんなにがんばった理由でもう1つ。。
それはここのブログに訪れていただいている方の記事を拝見させてもらうと、皆さんホントにお勉強がんばっていらっしゃる。。
?H1>週5日・6限授業で毎日実験&試験に苦しみながら青春を謳歌(?)してる方。。
ホントに皆さん尊敬に値する人たちです。。笑
本気で自分、口ばかりだなと最近思っていたので、ここらで1つ死ぬ気で勉強してみよー!!と思いまして、今回チャレンジしてみました。。
おかげ様でホントにすばらしい成績表が春に受け取れそーです!!